「ディスク構造が壊れているため、読み取ることができません」 [その他]
※松本山雅ブログとしてはエントリー違いですが、自分への戒めとして。
PC上のそのメッセージは9月14日深夜に突然やってきた。
「ディスク構造が壊れているため、読み取ることができません」
町田戦のフォトギャラリー用画像をオフィシャルにメールし、納品用データをDVDに焼き、万が一のために保存している2テラバイトの外付けハードディスクにバックアップをしようとした矢先。
USBコネクタを何度抜き差ししても同じメッセージが無機質に表示される。頭の中は真っ白。2テラバイトものハードディスクにアクセスできないのだから。
悶々としながらあまり寝付けず、翌日15日。
朝からハードディスクのメーカーにトラブルデューティングの問い合わせ。祝日ということもあり20分待たされてオペレーターにつながる。しかし、私の説明が悪いのかテクニカルすぎるのか「技術的なことですので担当者におつなぎしますが、只今、問い合わせが多数入っているため、今日中にお返事しますので、お電話番号をお知らせ下さい」とのこと。
ハードディスクメーカの担当者から電話があったのはその日の夕刻。担当者の声は暗い。
「あの~、大変申し訳ないのですが…その症状だと…弊社にそのハードディスクを送っていただくしかありません…ただ…その場合…ハードディスクをフォーマットするしかなく…保存されているデータは全て消去となります。」
頭の中は完全に思考停止状態。
10秒ほど(たぶん)の沈黙。
ふと頭の中をよぎるメッセージ 「ここで諦めるわけにはいかない」
語気をややあらげながら担当者に詰め寄る私。
「そちらで何とかデータ復帰する方法ありませんかね?壊れている箇所って論理的な箇所ですか?物理的な箇所ですか?このデータがないととても困るんですが…。」
と人間とっさの判断って、それまで経験してきた人生の縮図が出るのだと思いながら、自分は、なんてちっぽけな人間なんだろう、と感じつつ「冷静に!」と自分に言い聞かせ、担当者の回答を聞く。
「大変申し訳ないのですが、そのエラーは大変重大なエラーでして…」
後でこのメッセージでググってみたら、確かにこのエラーはとんでもないものだということが分かったのだけれど…。
担当者との攻防は10分以上にも及んだ(と自分にはそのくらいに感じられた)
何としても粘りたい自分。
「メーカーでのデータ復旧は不可能だということは理解しました。では、ここからは、個人的な意見としてアドバイスを下さい。他にデータ復旧の手立てはありませんか?」
「あくまでも、個人的な見解ですけど…」
と前置きし、重い口を開く担当者。
「そういうデータ復旧を試みる業者があります。もしくは、データ復旧のツールで試すというのも手です。ただ…個人的な見解でオススメするわけじゃありませんので…。」
担当者の方にお礼を言って、データ復旧の業者やツールの検索に奔走(ここで「ディスク構造が壊れているため、読み取ることができません」というエラーの重大さを知るわけです←遅)
色々調べてみると、1つだけすぐに入手できそうなツールがあったので、お試し版で、読み取れなくなったハードディスクが読み取れるかどうか試してみることに。
ここで運命が決まる。
「○○○個のファイルが見つかりました」
セーフ!セーフ!!セーフ!!!データ修復できる!!!!!
ここから、ツールの正式版購入→ツールによるデータ修復準備→データ修復→新しいハードディスク購入→新ハードディスクへのバックアップ→エラーとなった元ハードディスクのフォーマット→新ハードディスクから元ハードディスクへのファイルコピー(念のため)
なんとこの作業に1週間もかかったわけで…先ほど終了(苦笑)。
パソコンずっとつけっぱなしでファイルの修復に従事。これほど酷使したことはなかったので、ほんとお疲れ様、俺のPC。かなり熱くなってたけど、大丈夫だろうか…。
費用にしたら…ま、そんなことよりも、これだけは皆さんに言いたいわけで。
「大切なデータは、バックアップを取りましょう」
ちなみに、この2テラバイトに保存していた画像データ。オフィシャルにDVDを送っているので、正式版はクラブがきちんと保管している(と思う)ものの、ここ1年分のデータだったので相当肝を冷やしたってことは、バックアップが取れたから言えるわけでして。。。。
あぶねーーーー(苦笑)。
この出来事を通じて思ったんですが、データが消失してしまうと、自分の価値って皆無なんですよね(**sigh**)
なんだかねぇ。
PC上のそのメッセージは9月14日深夜に突然やってきた。
「ディスク構造が壊れているため、読み取ることができません」
町田戦のフォトギャラリー用画像をオフィシャルにメールし、納品用データをDVDに焼き、万が一のために保存している2テラバイトの外付けハードディスクにバックアップをしようとした矢先。
USBコネクタを何度抜き差ししても同じメッセージが無機質に表示される。頭の中は真っ白。2テラバイトものハードディスクにアクセスできないのだから。
悶々としながらあまり寝付けず、翌日15日。
朝からハードディスクのメーカーにトラブルデューティングの問い合わせ。祝日ということもあり20分待たされてオペレーターにつながる。しかし、私の説明が悪いのかテクニカルすぎるのか「技術的なことですので担当者におつなぎしますが、只今、問い合わせが多数入っているため、今日中にお返事しますので、お電話番号をお知らせ下さい」とのこと。
ハードディスクメーカの担当者から電話があったのはその日の夕刻。担当者の声は暗い。
「あの~、大変申し訳ないのですが…その症状だと…弊社にそのハードディスクを送っていただくしかありません…ただ…その場合…ハードディスクをフォーマットするしかなく…保存されているデータは全て消去となります。」
頭の中は完全に思考停止状態。
10秒ほど(たぶん)の沈黙。
ふと頭の中をよぎるメッセージ 「ここで諦めるわけにはいかない」
語気をややあらげながら担当者に詰め寄る私。
「そちらで何とかデータ復帰する方法ありませんかね?壊れている箇所って論理的な箇所ですか?物理的な箇所ですか?このデータがないととても困るんですが…。」
と人間とっさの判断って、それまで経験してきた人生の縮図が出るのだと思いながら、自分は、なんてちっぽけな人間なんだろう、と感じつつ「冷静に!」と自分に言い聞かせ、担当者の回答を聞く。
「大変申し訳ないのですが、そのエラーは大変重大なエラーでして…」
後でこのメッセージでググってみたら、確かにこのエラーはとんでもないものだということが分かったのだけれど…。
担当者との攻防は10分以上にも及んだ(と自分にはそのくらいに感じられた)
何としても粘りたい自分。
「メーカーでのデータ復旧は不可能だということは理解しました。では、ここからは、個人的な意見としてアドバイスを下さい。他にデータ復旧の手立てはありませんか?」
「あくまでも、個人的な見解ですけど…」
と前置きし、重い口を開く担当者。
「そういうデータ復旧を試みる業者があります。もしくは、データ復旧のツールで試すというのも手です。ただ…個人的な見解でオススメするわけじゃありませんので…。」
担当者の方にお礼を言って、データ復旧の業者やツールの検索に奔走(ここで「ディスク構造が壊れているため、読み取ることができません」というエラーの重大さを知るわけです←遅)
色々調べてみると、1つだけすぐに入手できそうなツールがあったので、お試し版で、読み取れなくなったハードディスクが読み取れるかどうか試してみることに。
ここで運命が決まる。
「○○○個のファイルが見つかりました」
セーフ!セーフ!!セーフ!!!データ修復できる!!!!!
ここから、ツールの正式版購入→ツールによるデータ修復準備→データ修復→新しいハードディスク購入→新ハードディスクへのバックアップ→エラーとなった元ハードディスクのフォーマット→新ハードディスクから元ハードディスクへのファイルコピー(念のため)
なんとこの作業に1週間もかかったわけで…先ほど終了(苦笑)。
パソコンずっとつけっぱなしでファイルの修復に従事。これほど酷使したことはなかったので、ほんとお疲れ様、俺のPC。かなり熱くなってたけど、大丈夫だろうか…。
費用にしたら…ま、そんなことよりも、これだけは皆さんに言いたいわけで。
「大切なデータは、バックアップを取りましょう」
ちなみに、この2テラバイトに保存していた画像データ。オフィシャルにDVDを送っているので、正式版はクラブがきちんと保管している(と思う)ものの、ここ1年分のデータだったので相当肝を冷やしたってことは、バックアップが取れたから言えるわけでして。。。。
あぶねーーーー(苦笑)。
この出来事を通じて思ったんですが、データが消失してしまうと、自分の価値って皆無なんですよね(**sigh**)
なんだかねぇ。
2012-09-22 22:34
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コメント(10)
電子データのおっかないとこですよね。
私も子供の誕生からやたらと写真を撮り始めました。
折りしも世の中にデジカメが普及し始めた頃。どんどんショット数は増、画素数も増、総データサイズも増で、データはNASへ保存。
数年前まではDVDなどへバックアップしていたものの、最近はNASにしか残っていませんので、人ごとでなく読ませていただきました。
もし、10何年分の子供たちの写真がすっ飛んだら・・・・
やっぱ物理的な「紙に出す」のが最強なのかも、ですね。
電気なくても見れるし(^_^;)
・・・なんてね。
by ほた (2012-09-22 22:54)
> ほたさん
日本国の父親の威厳を維持するためにも、バックアップは絶対にしておくべきです!
何かあった際にデータを復旧できるってのは、これほどかっこいいことはない。エンストして、チョイチョイっと父親が見たら、エンジンがかかった!なんてかっこいいのと同じですよ。
他の人にはゴミかもしれませんが、撮影した人にとってはとても大切なデータです。
ほた家の安泰を願ってやみません(笑)。
by Airportman (2012-09-22 23:50)
自分も経験あります。
AOSのファイナルデータを買って対応しました。
これって怖いですよね。
今ではBDに焼いてバック取ってますが、まだバック全部追いついていません。取りすぎてるのは重々承知なんですけど。
by photo (2012-09-23 00:05)
> photoさん
BDですか…。それでも2テラバイト分を保存するとなると…。
念には念の対応だとRAID対応のHDDとか、結構経費がかさみますので、実際には「撮影した写真を厳選して残す」に限るという結論に私は至っております。できてないですけど。。。
デジタルになって撮影枚数は増えましたが、技術は…向上していないのが無念です(汗)
by Airportman (2012-09-23 07:49)
おじゃまします。
現在のような1個のファイルがGB単位になった状況では、バックアップに光学ディスクではもう間に合わないと思ってたほうが良さそうですね(汗)
その1回壊れたHDDはあまり使わないほうがよいです。理由は、HDD内の円盤に塗られている磁性体に変化(物理変化ではないです)があって、論理フォーマットが崩れたので、その部分の磁性体に再度障害が起きる可能性が高いためです。
明日は我が身(汗)ですので、書きました。お目汚し失礼しました。
by BALA@ (2012-09-23 08:09)
> BALA@さん
壊れたHDDは使わない方が良いんですか。。。
確かに気持ち悪いなとは思っていたんですが、論理的な故障なので、フォーマットすれば問題ないと思っていました。
アドバイスありがとうございます。
が、2週連続でHDDをもう1台購入することになりそうです(汗)
しかも、バックアップにどのくらい時間がかかるんだろう…。
by Airportman (2012-09-23 08:30)
とりあえず復旧したようで本当によかったでね。大切な山雅戦士の勇姿が無くなってしまっては涙もんですものね。
自分はバックアップのバックアップとして本当に大事なデータは外部のレンタルサーバーにも保存しておきます。いくら家の中にいくつバックアップを取ってあっても、もし火事で全部焼けてしまったらおしまいですからね。あくまで何かあった時の最後の砦という感じですが、所詮他人任せなので個人情報などが含まれているデータはやめた方がいいと思います。ロリポップだと60GBで月525円です。これってランチ1回分より安いです。さらに自動データバックアップなる機能も備わっているので、バックアップのバックアップのバックアップまでしてくれることになります。
備えあれば憂い無し。お役に立てば幸いです。
by じゅんきち (2012-09-24 01:42)
> じゅんきちさん
バックアップを取るにも、保存場所を分けることを考えないといけないですね。HDDをクラブに渡してしまうという手があるんですが、あまり保存環境が良さそうではないので(笑)、レンタルサーバも考えてみたいと思います。
ありがとうございました。
by Airportman (2012-09-24 21:54)
私も先月外付けHDDが壊れました。。
それも『ディスク構造が壊れてるため読み取れません』と…
知り合いの業者に出したらついさっきデータ復旧出来なかったと言われました。
六年分の写真がそこにつまってるからどうしてもデータ復旧したいんです…
どうしたらいいんでしょ…(T ^ T)
by 松山 (2013-02-24 13:54)
そうですね。
バックアップは何よりです。
万が一の時にも心配要らないです。
by データ復旧ソフト (2018-04-18 17:41)