迷惑駐車の撲滅は、皆さんの良心にかかっています！

もう何度も話題にのぼっているので「またか」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ホームゲームの試合中、オーロラビジョンに表示される「車の移動をお願いします」を見るたびに心が痛くなるので、ホームゲームにお越しいただく全ての皆様に再度お願いをしたいと思います。

迷惑駐車は停めている人にとっても迷惑を受けている人にとっても、何ひとついいことはありません。
ですので、駐車場はクラブが推奨している場所へお願いします！

これまで報告されている迷惑駐車とは、
・道路の脇に駐車し歩行者や田畑の所有者が損害を被ること
・周囲の車が出られない（動けない）ような停めかたをすること
・アルウィン周辺の会社などの敷地内に停車し、営業の妨げをすること
などがあるようです。

松本山雅が公式戦をおこなうことで、迷惑を被る方が出てしまうということは、非常に残念でなりません。

アルウィンは県の施設ではありますが、長野県の担当者は駐車場のことなどは考えてくれないわけで、いくら県知事がアルウィン前で「よりよい施設にしたい」と公約したからと言って、すぐさま駐車場の問題が解決するわけではありません。結局のところ、

「自分たちで解決していく」

という姿勢と努力と実行力は忘れてはいけないわけです。困った時に行政などに助けを求めることは簡単ですけれど、その前に自分たちでできることは究極まで実施していかないと面白くないじゃないですか。

じゃあ、警察に取り締まってもらえばいいじゃないか、という意見もありますが、アルウィン周辺の施設を駐車禁止にする必要があり、そうするにはかなりの時間がかかるわけです（その手間をかけるくらいなら、やはり自分達でまずは解決していかないといけませんよね…）

では、クラブがレッカーすればいいじゃないか、という意見もありますが、これが一番難しく、「自力救済の禁止」というのがありまして、警察でもない一般者が勝手に取り締まることはしない方が無難です。

＜自力救済の禁止とは＞
　債務不履行者などに対し、権利者が自分の力だけで(強制的に)権利を実現しようとする行為を自力救済いいます。自分が所有する何かを盗まれたり、貸したのに返ってこない場合に、法的手続きをとらずに、自分で取り替えそうとするのが自力救済です。違法駐車を警察に言わずに勝手に移動するなども該当します。なぜ禁止されているかといいますと、公平性を欠く、手続きが社会秩序を乱す恐れがあるなどの理由からです。

ということで、最終的には、車を利用してアルウィンに来られる方、そして駐車場を利用する方全員の常識と協力が不可欠になるわけです。クラブはその解決策の１つとして、無料シャトルバスを毎試合出しています。自家用車より時間がかかる交通手段ではありますが、駐車場への出し入れに不満をもたれている方は是非ともシャトルバスのご利用をご検討いただければと思います。

アルウィンへ車でお越しの皆様、快適な試合を、快適なスタジアム空間を、そして快適な駐車場利用をお願いいたします！
　
　
クラブが対処できる、最大限のことを考えてみると…
・何かあったときには民事的に損害賠償を請求すること（例えば緊急車両の運行に支障をきたした場合）
・迷惑駐車車両の前に障害物を置くなどして、出庫できないようにする（目には目を…）
・心理的に駐車しづらくする（防犯カメラなどの設置）
・迷惑駐車車両のフロントガラスに紙製梱包テープで警告文を張る（テープを剥がした後が汚く残り、完全撤去に相当苦労する）

やっぱり、何だかちょっと嫌がらせっぽいな…。

だからこそ、皆さんの良心に訴えかけ、協力してもらい、自力で解決していくのが一番の近道なんだろうなぁ。